公益財団法人様向け 寄付管理システム
2021.02.01
システム開発プロジェクトのポイント
公益財団法人様の「手足の不自由な子どもを育てる運動」に関わる業務を支援するWebシステムの開発を支援しました。寄付と返礼品管理のペーパーレス化を目的とし、従来のFAX主体のプロセスを大幅に効率化しました。ユーザーはシステムを通じてオンラインで寄付を申し込むことができ、管理者は受注状況を簡単にエクスポート、確認できる仕組みを構築しました。
お客様の課題
「手足の不自由な子どもを育てる運動」において寄付を募っていましたが、従来の管理は紙ベースで行われ、人手も多くない中、作業負担となっていました。
- 業務の非効率性: 寄付の申し込みや返礼品管理が主にFAXで行われていたため、入力をはじめとした手作業が多く業務に多大な時間と労力がかかっていました。
- 人的作業によるミスの発生: 手作業による入力作業が多いため、ヒューマンエラーが避けられず、特にデータが多くなった場合に作業負荷が高い状態でした。これにより、寄付者への返礼品準備に時間を要することもありました。
- 情報の一元管理への障壁: 各業務プロセスが手動で処理されていたため、情報が統一的に管理されておらず、効率性を阻害する要因となっていました。
ご提案内容
以下のようなWebシステムを提案し、開発しました。
- オンライン申し込みフォームの実装: ユーザーが簡単に寄付の申し込みを行えるオンラインフォームを設計しました。このフォームを利用することで、寄付者は返礼品の種類や数量を選択し、希望の寄付額にて申し込みをすることができます。
- 管理システムでのデータエクスポート機能: 財団側の管理者は受注状況を自動送信メールで把握し、エクセル形式でデータをエクスポートする機能を搭載しました。このエクセルは財団で使用中の会計ソフトにそのままインポートでき、必要に応じて「未エクスポート」情報や「全ての申し込み」を簡単に管理・確認できるようになっています。
- 安全なデータ管理: セキュリティにも配慮し、寄付者の個人情報を安全に管理する仕組みを構築。これにより、寄付をされた方との信頼を維持しつつ、日々の業務運営が可能となります。
これらを通じて、財団の業務効率を向上させ、ペーパーレス化を実現しました。
導入効果
システム導入後、公益財団法人には以下のようなメリットがもたらされました。
- 業務効率の向上: 手作業が大幅に削減され、寄付の手続きから返礼品の管理までが迅速かつ正確に行えるようになりました。これにより、従業員はより生産的な業務に注力することが可能となりました。
- 人的ミスの削減: 自動化により手動での入力ミスが減少し、寄付者への対応がスムーズになりました。結果として、顧客満足度の向上にも繋がっています。
- 統一的な情報管理: 全てのデータが一元的に管理されることで、財団内でスムーズな情報共有が可能となり、業務プロセス全体の透明性も向上しました。
システム開発言語
PHP、HTML、CSS、Javascript
フレームワーク
Symfony
データベース
MySQL
OS
Linux